自己愛

【自分に優しくする7つの方法】“がんばる”しか知らなかったあなたへ

「もう無理かも」って思う瞬間、ありますよね。
でも誰にも言えなくて、ただひたすらがんばることでしか、自分の居場所を守れない。
そんなふうに毎日を耐えてきたあなたにこそ、伝えたい言葉があります。
あなたが今感じているしんどさには、ちゃんと理由があるんです。

自分に優しくするって、どういうこと?

「もっと自分を大切にしよう」
SNSでも本屋でも、そんな言葉があふれていますよね。
でも、じゃあどうやって?ってなると、急に答えが見つからなくなる。

優しくするって、甘やかすことじゃないんです。
自分を人として扱ってあげること。
今まで無理させてきた「自分」に、「ごめんね」ってちゃんと言ってあげること。

その第一歩として、クリスティン・ネフ博士(セルフ・コンパッション研究の第一人者)の言葉を紹介します。

「自分に対する思いやりは、他人への思いやりと同じくらい大切だ。」

あなたは、他人の痛みには気づいてあげられる優しさを持っている。
でも、なぜかそれを自分には向けられない。
それって、おかしいですよね?

なぜ“がんばるしかない”と感じてしまうのか

あなたが「もっとがんばらなきゃ」と思ってしまうのは、ただの性格じゃありません。
それは、生き延びるための防衛本能だったんです。

子どもの頃に認めてもらえなかった。
失敗したら嫌われると思ってきた。
そうやって、がんばることでしか愛されない世界を生き抜いてきたんです。

でも、大人になってもその癖が抜けずに、
ミスひとつで「自分には価値がない」って、すぐに心が自分を攻撃してくる。

がんばることは素晴らしい。けれど、それだけで自分を成立させようとすると、ある日ぽっきりと心が折れます。

現状維持を続けると、何が起きるのか

もし今のまま、心の声を無視し続けたらどうなるのか。
それは想像以上にヤバイです。

・朝起きた瞬間から、ため息しか出ない
・好きだったことが、何ひとつ楽しく感じられない
・休んでも、罪悪感しか残らない
・人といても孤独、一人だと不安

そして何より怖いのは、「もう生きてても意味ないかも」という思考が、少しずつ、じわじわと侵食してくること。

こうなると、もう「がんばる」じゃ戻れない。
あなたが思っているより、心はずっと脆くて、でも正直なんです。

自分に優しくする7つの方法

じゃあ、どうすれば自分をいたわれるのか?
答えはシンプルです。あなたが誰かにしてあげている優しさを、自分にも向けてみること。

  1. 「今日もよくやったね」と声に出してみる
    たとえ何もできなかった日でも、ちゃんと生きてた。偉いんです。
  2. “休む”を予定に組み込む
    空白の時間は、サボりじゃなくて回復です。スケジュール帳に“自分タイム”と書きましょう。
  3. 苦しい時は「それでいい」とつぶやく
    「ダメだ」じゃなくて「そう感じてもいい」と認めるだけで、心は落ち着きます。
  4. SNSを3日だけ見ない
    比較地獄から自分を解放してあげてください。本当の自分は“いいね”の数じゃ測れません。
  5. “自分にだけは正直でいる”と決める
    誰に嘘をついてもいい。でも、自分の気持ちだけは裏切らないでください。
  6. 「疲れた」と言ってもいい相手を一人つくる
    弱さを見せるのは、信頼している証拠です。
  7. 何もできない自分にも優しくする
    動けない日があっても、それがあなたの全部じゃない。人は、立ち止まる日も含めて人間です。

自分に優しくするとは、「戦わない日」を持つこと

精神科医の名越康文さんは、あるインタビューでこんなことを言っていました。

「回復は、“戦いをやめた瞬間”から始まる。」

いつも何かと戦っていませんか?
人の目、仕事、自分の理想像…。
でも、その戦いに勝ったとしても、心がボロボロなら意味がないんです。

それに、戦わなくても愛される方法があるとしたらどうでしょうか?

まとめ

「自分に優しくする」って、最初はすごく怖いことです。
それは、“がんばり続けてきた自分”を否定するようで、心がざわつくから。

でも、本当に怖いのは、ずっと無理して壊れてしまうこと

今日から、ほんの少しでいい。
自分を他人のように扱うところから始めてみてください。
「大丈夫?」と声をかけて、「今日はここまでにしよう」と休ませてあげてください。

優しさは、他人のためにあるものじゃない。
まずは、あなたがあなたに向けるものなんです。

そして、その一歩を踏み出したあなたには、
今までとはまるで違う、少し息のしやすい明日が待っているはずです。

  • この記事を書いた人

天海 悠星

1994年生まれ。大学4年間ボッチ、社会人友達無し。孤独歴10年。孤独のエキスパート。むかしから孤独に強く、孤独と向き合うことで最強のメンタルが身につく。孤独感でつぶされそうな人に向けて、孤独に対処する方法を発信。海外独り旅が趣味。

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