- あなたは一人になることが怖いですか?
- 一人になると不安を感じますか?
- ハラハラしたり、ドキドキしますか?そうですか?
それなら「一人恐怖症」かもしれません。9割の原因は、家庭のトラウマです。(虐待、両親が不在だったなど)
ただ、どのような孤独に恐れを抱くかは人によってちがいます。ここでは、その違いと理由を簡単に説明します。
進化的な理由
人間は生存のために集団生活に依存するように進化してきました。
僕たちの祖先は、社会集団から切り離されたら終わりでした。その瞬間、野獣に食べられて死にます。
今はそんな危険性ありませんが、DNAにその記憶が刻まれているので、潜在的に「一人=危険(死)」と考えてしまうのです。
人前で一人になるのが怖い(共依存関係)
孤独を恐れるのは不安症の一種です。社交不安症や広場恐怖症の人は、集団の中で孤立することを恐れます。
他の人が自分のことを話しているのではないか?と心配になったり、友達がその場から離れると怖くなります。
誰か信頼できる人が一緒にいてくれないとハラハラドキドキします。こうなるのは、家族が原因です。
あなたは幼少期に、家族の行動によって自分が何をするのかを決めてなかったでしょうか?
心理学ではこれを「共依存」といいます。たとえば、
- 父親がアルコール依存だった
- 兄が障害もちで特別な世話が必要
- 親と友達のように接してきた
といったように、あなたも家族もお互いが依存しあっている関係です。
あなたは依存してないと思うかもしれませんが、「親に養ってもらってる」という感覚があったはずです。
共依存関係で育つと大人になってもそのようになります。常に他人が何を望んでいるのか?を優先して考えてしまうのです。
他人に物事を決めさせたりしていると、自分がどんな人間なのか、何が好きで何が嫌いなのかがわからなくなります。
その傾向が強い人は、しばらく孤独の道を歩んでみることをおすすめします。
人の世話をしないと不安になる
誰かの世話をしてないと不安になる人もいます。もしあなたがそのような場合、幼い頃から大人でなければならなかったのかもしれません。
弟の面倒を見るために甘いことを言わずに育てられたり、常に親の世話をする立場にあったならそうです。
人の世話をすることで存在感を感じられる
といった感じでしょうか。明確な理由もなしにセラピストやコーチになりたがる人はその傾向があります。
一人で生きていくのが怖い
親から虐待を受けたり、両親が過保護だった場合、あなたは境界線をもたずに育ちました。
このような育てられ方をすると、自立心が身につかなくなります。誰かが関わってくれないとダメな大人になります。
その結果、自分自身と2人きりになることを嫌うようになります。なぜなら、一人になると自分の考えや不安と向き合わざるを得なくなるからです。
あなたは、自分自身を見つめ直すことから目をそらすために、人間関係を利用していませんか?
取り残されることへの不安(FOMO)
SNS病ともいわれる「FOMO(フォーモ)」という言葉があります。「fear of missing out」の略です。
一人でいると、貴重な体験や人とのつながりを見逃してしまうのではないか?と心配になる現代病です。
FOMOは他人と自分を比較することから生じることが多いです。特にソーシャルメディアでは自分の人生のハイライトを共有する傾向があります。
自分が見ていない間に、他の人が社会的なイベントに参加したり、エキサイティングな体験をしていると思うと孤独感を感じます。