孤独にはジレンマがあります。孤立すると人とのつながりはなくなります。集団に所属すると個人的な欲求は満たされません。
自分の価値観を犠牲にしてまで特定の集団に属したいとは思わないけど、社会的に孤立することも避けたい。だから、その中間が必要なんです。
この中間は、孤独のメリットデメリットを理解するとわかるようになります。この記事では、孤独のメリットについて紹介します。
目次
新しいことを学ぶことができる
人生の時間は限られています。100年は876,000時間しかありません。そのうち若く生きられるのは半分以下です。
あなたのエネルギーをどこに向けるかは重要です。自分の発言に気をつけたり、他の人とうまくやることばかり考えると、あなたの時間はなくなります。
あなたは本来、情熱を傾けられることを見極めればいいのであって、みんながやりたいことを見極める必要はありません。興味本位でダンスしたいなら、友達に相談せずダンスチュートリアルを見ればいいのです。
今はオンラインでなんでも学べる画期的な時代です。孤独を生かして、自分が新しく学びたいことに取り組んでみてください。
インターネットに支配されるのではなく、うまく活用すれば抜きんでた存在になれます。
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時間が伸びたかのように感じられる
孤独のときに感じる退屈をよく観察してみてください。朝や真夜中の静けさ、その瞬間は、まるで時間が2倍になったかのように感じられます。
これこそ、瞑想に最適な瞬間「無の正体」です。孤独な時間をただの退屈と捉えるのか、内観ととらえるのかによって人生の充実度は変わります。
瞑想の練習をすれば、いつでもどこでもこの無の感覚を感じることができます。そのときこそ、本当の意味で「何もしないこと」に到達したときです。
孤独を極めるのは面白いことです。『退屈』というハードワークを終えたとき、あなたはより豊かで力強い人間に進化します。
自分を知ることができる
多くの人は自分のことをよくわかっていません。
- どんな価値観を大切にしているのか?
- どんな友人関係をもつと充実するのか?
- どんなことが原因で道を踏み外すのか?
あなたが本当の自分を理解しはじめたとき、これらがわかります。あなたが心を休め、落ち着く方法を学んだとき、その答えが見つかります。
自分が何を信じていて、何を信じていないのかを発見できるのは、かなり強力なことです。孤独を極めるとこの「スーパーパワー」が手に入ります。
最初のうちは、なぜ自分がこんなことをしているのか理解できないでしょう。それでも内省と自己理解に投資する価値があります。
「自分を知る」というのは、そのくらいのパワーを秘めた99%の人が持っていない超能力なのです。
思考を整理できる
相対性理論で有名なアインシュタインは、
頭の中で起こっていることに耳を傾けるために、海辺を長く散歩する時間をとっている。仕事がうまくいかないときは、仕事の途中で横になって天井を眺めながら、自分の頭の中にある想像力に耳を傾け、それを映像化する。
と言いました。頭が散らかっているときは何をしても無意味です。ひとりで散歩にでかければマインドフルネス状態になって思考が整理されます。
群衆心理から解放される
友達とゲームをしたり夢について語ったり、いつも誰かと一緒にいることは楽しいことです。でもこれは「群衆心理」です。
群衆に紛れ込むのは、自分をミキサーにかけるようなものです。孤独を恐れるあまり、集団の中に身を置いて、自分をねじ曲げたり、圧迫すれば、本来の自分の姿は何も残りません。
群衆心理は、あなたの目標や夢を達成するためになんの助けにもなりません。すべての成果は犠牲の上に成り立っています。
本気で自分の夢を追いかけるには、友人とワイワイがやがやする時間を犠牲にする必要があります。群れから離れないといけません。同じレベルの他人の意見はいらないのです。
夢に本気で集中するために、孤独という生き方を選択してください。孤独になれば、羊の群れの一員になるのを避けることができます。
自立心が高まる
あなたは、自分が落ち込んでいるときに人を頼ったことがありますか?そのときうまくいきましたか?そうでもなかったと思います。最後は自分で解決したはずです。
親でも親友でも、他人からもらったアドバイスは役に立ないことのほうが多いです。一番頼れるのあなた自身です。
孤独の時間は自立する訓練です。誰かを頼るくらいなら自分のことを頼ってください。何事も自分でやり遂げる力が身につきます。
一人の時間に慣れれば、たとえ他人が認めてくれなくても、自分アイデアに価値を見出すことができるようになります。自立と決意への第一歩です。
すべての炭がダイヤモンドになるわけではありません。地球の圧力に耐えて、たった一人で長い時間を過ごした炭だけが、ダイヤモンドになります。
一人でいることで、必要なもの以外をそぎ落とすことができます。一人でいることで、自己認識の機会が生まれます。人生の目標を練り直し、最高の努力をする絶好のポジションに立つことができます。
創造力が高まる
自由とは、他人の顔色をうかがったり、考えたりする必要がないことをいいます。集団でいるとこれができません。自分の創造力を発揮させることがなくなります。
独りになれば、他の誰もあなたに制限をかけることはできません。あなたの創造性を極限まで高めることができます。
あなたが他のことに振り回されずに済むようになったとき、真のクリエイティビティを発揮できるようになります。
独創性が高まる
天才物理学者のニコラ・テスラはかつて、
隠遁し、途切れることのない孤独の中でこそ、心はより鋭くなる。独創性は、外部からの影響を受けず、ひっそりとした空間でこそ開花する。孤独であること、それが発明の秘密である。孤独であること、それがアイデアが生まれるときである。
といいました。プライベートでも仕事でも、あなたが今まで出会った独創的なアイデアをもった人は「孤独のプロ」かもしれません。
人間関係の質が高まる
どれだけ仲がい人とつるんでいてもその人といることに慣れます。飽きます。頻繁に会いたいと思わなくなります。
人間関係はそれが当たり前です。いつまでも新しいままということはありません。
自分のために時間を使うということは、人間関係から離れるということです。断つことではありません。(孤独のプロは断ちます。)
ソロタイムは、全体の見方をリフレッシュするようなものです。自分の価値や持ち味を再確認できます。
自分が何者で、何を望んでいるのかを理解することで、より強い人脈や人間関係を築くことができるようになります。
「あなたらしさ」に気づく
あなたは情報技術に恵まれているようで、実はあなたの存在をかき消すものでもあります。人類は、今までこれほど多くの知識を入手できたことはありません。
現代人が1日に受け取る情報量は、平安時代の一生分
といわれます。これほど多くの雑音があると、「あなたらしさ」はどんどん失われていきます。
あなたは、自分の選択や考えに疑問を持ったことがないでしょうか?
- 自分が何者なのか?
- 何のために存在するのか?
- どうありたいのか?
自分のアイデンティティを把握できれば、自分の本当の人生を再認識できます。
忍耐強くなる
自分の心をメールの受信箱のように考えてみてください。毎日、未読のメールがどんどん溜まっていきます。
あなたはそれを無視します。ひとつひとつ処理したくても、スマホに気が散ってそれどころではありません。
そこでついに瞑想に挑戦しようと座ったとき、何が起こるでしょうか?未読メールたちが次から次へとあなたを襲いはじめます。
孤独になって瞑想の時間を取ると、今までどれだけ多くのことを先延ばししてきたのか実感します。あまりの多さに逃げ出したくなるほどです。
人生で手に入れる価値のあるものはすべて簡単なことではありません。
- 筋トレして彫像のようなボディを手に入れる
- プログラミング言語を習得する
- 起業して月収70万円をめざす
これらにショートカットはありません。先延ばし癖を見直し、毎日コンスタントに時間を割く必要があります。どうすればいいでしょうか?
孤独を愛し瞑想の時間をとってみてください。恐ろしいくらい忍耐強くなります。スマホやポルノに気が散らなくなります。
目の前に来たことを着実にこなす『起動力』が身につきます。未読のメールをひとつずつ処理し、受信箱をゼロにすることができます。
先延ばしが気になる方はこちら↓