「一人好き」と「孤独」には大きな違いがあります。同じことではありません。
内向的な人は一人好きです。一人の時間を心の充電と考えます。一方、慢性的な孤独は、
- 話したいときに話せる人がいない
- 頼れる人がいない
- 一緒にいてくれない
という孤立感があります。あなたはどちらでしょうか?今あなたが孤独かもしれない15のサインを紹介します。
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目次
いつも疲れを感じている(不眠症つづき)
あなたは、電話に出る、コンビニに行く、軽い料理を作るなどの簡単なことさえも、やることが多いと感じていませんか?
一日中、仕事を先延ばしにして、毎晩ベッドの上で疲れ果てていませんか?もしそうなら、孤独による睡眠障害かもしれません。
医学雑誌Sleepによると、孤独な人はより多くの睡眠の中断を経験していることがわかっています。睡眠の乱れは、疲労感や倦怠感の原因になります。
Psychological Scienceに掲載された研究では、孤独な人は回復力の高い睡眠が得られないことがわかりました。
たっぷり寝てても疲れを感じている人は、社会的なつながりが欠けていてエネルギー不足を起こしています。
いつも無感覚
孤独な人は、ワクワク感や好奇心など、
以前はよく感じていた感情がもうそこにはない
ように感じています。
自分を励ましたり、何かを感じさせたりするようなことをしても、うまくいかないようです。
毎日、虚無感と喪失感の連続。いつも無感覚で、感情的にどう対処していいかわからなくなっています。
頻繁に頭痛がする
孤独はうつ病を引き起こします。うつ病になると、痛みに対する閾値(いきち)が下がります。カラダがネガティブな感情を受けやすくなります。
このように、気分と頭痛の間には複雑な関係があります。だから、孤独になると片頭痛や頭痛が起きます。
孤独を常に感じていると、孤独がうつ病を引き起こし、それが頭痛を助長するという悪循環を生み出します。
いつもパジャマ姿
あなたは一日の終わりに、
パジャマのままだったから着替える必要がないや
と、気づいたことがありませんか?この場合は、怠惰というよりも孤独のサインです。慢性的な寂しさを抱えている人は、モチベーションに悪影響がでます。
他者から切り離されていると感じれば、身だしなみを整える努力をしなくなります。外見を気にしないのは、孤独な人がどれだけ孤立しているかを反映しています。
ソファやベッドで生活している
孤独を感じると、ソファやベッドに閉じこもるようになります。一日中、スマホいじりしててもまったく問題を感じません。
インターネットに没頭しすぎて意識が浮いた状態になっています。たまにならまだしも、日常的にそうなら何かが間違っているサインです。
窓を開けて新鮮な空気を取り込み、外に出て散歩することが大切です。自然の中に身を置くことで、人とのつながりを感じ、現在にとどまることができます。
社交的な場が苦手
会社の飲み会や社員旅行、同窓会などに行くと、かならず自分をアピールする必要があります。
孤独な人は、そのことを考えるだけで冷や汗をかきます。
自分は面白い会話をするほど流ちょうではない
と言い訳して逃げます。(悪い意味ではありません)
このような自覚があると、外に出て積極的に人付き合いをしようという意欲が湧かなくなります。将来「このままでいいのかな?」と社会不安を感じるようになります。
社交はスキルです。運転と同じです。毎日運転していれば、スキルはシャープに保たれます。自分の能力に自信を持つことができます。
練習を怠り、突然その技術に頼らなければならなくなると、パニックに陥り、自分の能力を疑うようになります。
一人の時間が楽しく感じられなくなった
孤独は他者とのつながりを感じにくくします。精神的なダメージが大きいです。
ひとりでできる趣味をやってもリラックスできないどころか、イライラが募ってくるようなら危険なサインです。
孤独な人は、誰も頼れる人がいないと感じていますが、
- 現実世界でもダメ....
- 憂さ晴らしで心の穴埋めもできない....
となったときこそ、ヘルプをもとめるときです。
ソーシャルメディアに夢中
ソーシャルメディアは、僕たちの生活に深く浸透しました。使っていない人を見つけるほうが難しい時代です。
もしあなたが、いつもスマホにくぎづけなら警告のサインです。ソーシャルメディアは、
仮想的な自己承認欲ユーザーのたまり場
です。孤独な人はみんなそこへ引き寄せられ、さらに孤独を感じています。
アメリカ予防医学誌の研究では、ソーシャルメディアに費やす時間が長い成人(19~32歳)ほど、社会的孤立感のレベルが高いことがわかりました。
論文著者は、ソーシャルメディアに費やす時間が増えることで、
より本格的な社会体験が置き換わり孤独感につながる
可能性を示唆しています。え?ヤバいかも!?と思ったあなたに朗報です。
社会・臨床心理学ジャーナルにある研究では、ソーシャルメディアの利用を1日30分に制限することで、孤独感やうつ病が減少することが明らかになっています。
自分が他の人と違いすぎると感じている
孤独になると。親しい友人や家族と一緒にいても、自分が部外者のように感じます。
- 誰も自分のことを分かってくれない、
- 理解してくれない
- 自分の居場所がない
と感じています。
まわりからの温かさや思いやりを感じられなくなり、、
自分はあまりにも変わっていて、本当の自分を受け入れてもらえないのではないか?
という不安だけが残るようになります。
太り気味(ジャンクフードの食べすぎ)
孤独な人は、やる気やエネルギーが低いです。空腹ではなく感情に反応してジャンクフードを食べます。気分転換のためにケーキやピザばかり食べるので太り気味です。
ネガティブな精神状態から、「コンフォートフード」を選んでしまうのはとても危険です。
ジャンクフードはドーパミンの刺激が強すぎます。孤独感を一時的に和らげてくれますが、お手軽すぎてすぐに依存症になります。
また、孤独を感じている人は、企業広告やソーシャルメディアに影響されて、ジャンクフードを食べがちです。
社会的なつながりがないと、自ら意識しないかぎり健康的な食事をしません。
人付き合いがなくなり、ポジティブな感情反応が得られないと、オキシトシン不足で「摂食障害」になります。
老化スピードが早い
孤独は、強力なストレス要因です。からだの細胞プロセスの自然な流れに影響を与えます。
心理学年次レビューの総説によれば、孤独がストレス反応や炎症の増加を招き、それが老化の加速につながると提唱されています。
BMJ Journalsに掲載された研究では、孤独を報告した高齢者は4年間で認知機能の著しい低下を示しました。
孤独でアルコール依存になっている人は特に危険です。脱水症状を引き起こしやすく、その結果、小じわやシミができやすくなります。
正体不明の身体的な痛みを経験する
孤独感で感情的な痛みを感じると、脳の痛み処理領域が活性化されます。
ホルモンや神経伝達物質との相互作用により、肉体的な痛みとクロスオーバーします。
記憶が年々薄れている
孤独は感情だけでなく、記憶にも悪影響を及ぼします。これもほとんどは、うつ病が関係しています。
一人でいると、人との交流が少なくなります。新しい出会いもありません。人の名前や誕生日などを覚える必要がなくなります。
社会的な交流が少なければ、口数は減ります。脳の受容体が信号を送ったり受け取ったりしなくなります。
脳のトレーニング不足で、時間の経過とともに記憶力が損なわれて認知症のリスクが高くなります。
他の孤独な人たちとつるんでいる
多くの人が集まれば孤独はなくなる、それなら、孤独な人たちが集まればいいじゃないか
と思ったことありませんか?そうはいかないのです。この方程式は、人の気持ちの広がりというニュアンスを考慮していません。
孤独は、ウィルスのように感染します。孤独のパワーは集団の中で増幅します。打ち消されることはありません。あなたの周りが孤独なら、あなたもその孤独に感染します。
仲良くなる方法を知らない人たちが、いきなり部屋に押し込められて、仲良くしなさいと言われたらどうでしょうか?
ただただ、気まずくなります。敵意が増して軽蔑の念を抱くだけです。今までの感情に加え、孤独な人たちは余計拒絶されたと感じます。
この人は私の気持ちをわかってくれている
というのが本当のつながりです。
僕たちは、無意識に孤独な人を引き寄せます。うすっぺらくても「つながったような感覚」がほしいからです。そうやって、空虚な人生をごまかすのです。
自分に噓ばかりついている
最後に本質とは少しずれますが大事な話をします。
あなたは、友達に何を求めますか?
と聞かれたら、信頼できる人と答えると思います。正直で、筋が通っている人と一緒に過ごしたいはずです。
いつもあなたに嘘をつくような人、あなたの秘密を軽々しく漏らす人とは一緒にいたくないですよね。
誠実な人を友達にしたいです。でも、誠実でいるには人に嘘をつかない以外に、もう一つ大事なことがあります。
自分に嘘をつくのをやめて、自分自身に真実を語りかけるようになること
今、あなたは自分が何者であるかという現実に向き合わなければなりません。
どういう意味かというと、
あなたらしく
生きるのです。
もしあなたが常に自分自身と闘っているのであれば、誰もあなたと関係を持ちたいとは思わないません。
孤独な人は自分を良く思っていません。自分に嘘をつき、自分のやりたいことを遠ざけ、他人軸で生きています。だから、孤立します。
夜遅く枕元に頭を置いて鏡を見ると、心の底では自分に嘘をついていることがわかります。
人は自分を心から愛している人を好きになります。
まとめ
孤独はさまざまな理由で起こります。
- 仕事を失った
- 人間関係が終わった
- 人生に行き詰まりを感じた
などでしょうか。まずは孤独に対処し、警告のサインを見逃さないようにすることが必要です。
多くの人は孤独を紛らわるために、ゲームやSNSを何時間もやったり、過食にはしったりします。
結局のところ、こういった現実逃避をしても、
意味のある人生を送っていない
ということを思い知らされるだけです。
- ポジティブでいること
- 自分の感情を見極めること
- ネガティブな思考パターンに圧倒されないこと
が、孤独に立ち向かう助けになります。孤独が続くようであれば、遠慮なく人に頼ったり専門家に助けを求めましょう。
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